第47回 四国学術大会高知大会

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■ 第2回 日整四国少年柔道 形 競技会

日時 平成24年7月15日(日)午前11時
場所 高知県立武道館 高知市丸ノ内1-8-13 TELO88-825-1271

■ 第36回 日整四国ブロック柔道大会

日時 平成24年7月15日(日)午後1時
場所 高知県立武道館 高知市丸ノ内1-8-13 TELO88-825-1271

■ 第47回 四国学術大会高知大会 開会式及び前夜祭

日時 平成24年7月15日(日)午後6時
場所 三翠園 高知市鷹匠町1-3-35 TELO88-822-0131

■ 公益社団法人 日本柔道整復師会 第47回 四国学術大会高知大会

日時 平成24年7月16日(月・祝)午前9時
場所 三翠園 高知市鷹匠町1-3-35 TELO88-822-0131

特別講演

  投げの動作とは、ある物体が上肢の動きに導かれて速度と方向が与えられる動作をいう。そしてそれは「いかにうまく・いかに速く・いかに正確に投げるか」という目的のために、下肢・体幹・上肢の協調で行われる。当然、優れた体力と効率のよいフォームが必要だが、実際には、体力だけで技術の未熟な選手が競技に押し流されて、無理な投げの動作を行っていることが多い。結果として過労症候群overuse syndrome、投球肩baseball shoulder などと称される障害が多発している。したがって投球肩というのは症状がたまたま肩に発現したにすぎない。

  投球障害の主な訴えは肩の痛みと不安定性だが、これらは漠然としていてなかなか把握しにくい。また、諸検査で障害部位を見つけたとしても、それが果たして原因なのか結果なのか判らないことがよくある。投球動作は全身のダイナミックな運動で行われるものなので、下肢や脊椎の痛みが肘や肩に障害をもたらしていることが多く、したがってバイオメカニクスからみた運動解明が不可欠である。原因となった器質的病変の修復だけでなく、その発生メカニズムを解明して対応しないと、彼らを現場に復帰させることはできない。後療法やリハビリテーションは重要だが、あくまで機能解剖と運動分析の知識に基づいたものでなければならない。代表的な病態と運動分析の現況を紹介する。
 
 
特別講演講師:
    信原病院院長
    バイオメカニクス研究所所長  信原 克也 先生
  アレルギー病とは、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症などIgE抗体が関与する疾患群をいいます。このアレルギー病が最近急に増えて参りました。たとえば、10歳以下の子どもでは約40%がアトピー性皮膚炎ですし、花粉症には日本人の5人に1人が罹っています。

  しかし、この病気は35年前にはなかった病気です。アレルギー病は回虫や細菌、ウイルスなどの微生物とつきあっていると発症しにくくなることを私たちは研究で明らかに致しました。これらの微生物を排除した「キレイ社会」がアレルギー病の発症を促進していると思うのです。
  アレルギー反応は免疫機構のうちTh2が関与し、癌はTh1が関与することがわかっています。「キレイ社会」はTh1も弱めて、癌が発生しやすい環境にしているのです。それでは免疫力を強め、癌にかからないようにするにはどのようなことが考えられるのでしょうか。

  その鍵は腸内細菌叢がにぎっていることがわかりました。腸内細菌叢のバランス良い環境がT細胞を刺激し、キラー細胞を出現させたり、Th1を増殖させ、癌の発生を抑えていることがわかったのです。腸内細菌叢のバランスを保つためにはまず食事です。野菜、穀物、豆類、果物などの植物性の食品を中心とした「手作り」の食事が大切です。細菌類を殺してしまうような防腐剤入りの食品や抗生物質や殺虫剤の混入した食品をとらないことが必要なのです。そして笑うことや自然に触れることも重要です。
 
 
特別講演講師:
    人間科学総合大学教授
    東京医科歯科大学 名誉教授  藤田 紘一郎 先生

主催:公益社団法人 日本柔道整復師会
主管:社団法人 高知県柔道整復師会
後援:高知県・高知市・日本柔道整復接骨医学会
     高知新聞社・NHK高知放送局・RKC高知放送
     KUTVテレビ高知・KSS高知さんさんテレビ

公益社団法人 日本柔道整復師会会長    萩原 正
社団法人 高知県柔道整復師会会長   瀬戸島 孝夫

『柔道整復師と介護保険』(7月16日 四国学術大会 午後0時30分~1時30分)

演題        『柔道整復師と介護保険』

副題 接(整)骨院と相乗効果が望める介護サービス事業

講師   公益社団法人日本柔道整復師会・保険部介護対策課

                藤田 正一・細野 昇

【はじめに】

 平成124月介護保険実施以降、柔道整復師は機能訓練指導員や介護支援専門員として参画している。公益社団法人日本柔道整復師会(以下「日整」とする)は介護予防機能訓練指導員認定柔道整復師講習会を開催し、柔道整復師の介護保険事業におけるスキルの向上に努めてきた。日整として、介護保険事業における柔道整復師の業務拡大を目指し、会員に事業への理解を深め、参入機会の創造を目的とし今回の「柔道整復師と介護保険」のセミナー注1)を行うこととした。

【介護保険制度における柔道整復師】

 介護保険法で柔道整復師は介護支援専門員の基礎資格として認められると共に機能訓練指導員として位置づけられ、福祉系サービスである「介護老人福祉施設」、「(介護予防)通所介護事業所」、「(介護予防)短期入所生活介護」の事業施設内で機能訓練指導員として従事可能である。しかし、接(整)骨院での介護サービスの提供は出来ないのが現状である。一方、地域支援事業では市区町村との委託契約の上で、センター方式での機能訓練指導やサテライト方式による接(整)骨院での個別機能訓練等、「運動器の機能向上事業」におけるサービス提供が可能であり、多くの市区町村で実施されている。

【介護保険を取り巻く現状】

 2015年には団塊世代が65歳以上となり、高齢者人口が3,300万人に達する。この内、認知症高齢者が250万人になると推計されている。また、高齢世帯注2)1,700万世帯、この内、独居世帯が570万世帯に達するとされている。さらに、都市部における高齢化が急速に進むことも予想されている。これらの問題に早急な対策が必要とされている。この対策の一つとして20124月には介護予防・日常生活支援総合事業が制定された。この事業は市区町村の裁量に任せるところが大きく交渉次第で大きな可能性を秘めている。

柔道整復師として実施可能な介護サービスとは】

現在、柔道整復師を取り巻く環境は大変厳しい現状である。

この現状にて接(整)骨院と相乗効果が望める介護サービス事業についての情報提供が必要であると考え、会員が開設している通所介護に対しアンケートを行った結果を含め接(整)骨院との相乗効果の望める通所介護事業所について収益等を含め情報提供を行う。

注1)このセミナー参加者は「機能訓練指導員認定柔道整復師」更新時に介護関連の講習会位置づけとなり5単位となる。

注2)高齢世帯:65歳以上の高齢者が世帯主である世帯

研 究 発 表

1.上腕骨骨折施術適応と施術限界

徳島県 清谷 博

2.応急手当ての重要性 「骨折の一人整復法と固定法」

香川県 中津 誉陽

3.肩関節の可動域制限を伴う損傷に対する超音波治療の有用性

愛媛県 菊岡 裕晃

4.Isometric Contraction (等尺性収縮運動)を用いた
                                いわゆる「寝違え」へのアプローチ

高知県 浦田 憲士郎

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